エクステリア業者を選ぶ時の注意点
こんにちは。
1級エクステリアプランナーの井出と申します。
今年も40℃近くの猛暑日が続いていたかと思ったら、もう秋めいてきて肌寒い季節となってまいりました。
寒冷地においては冬場のエクステリア工事が困難となるため、今すぐ工事をするか春の訪れを待って工事するか、悩まれる時期でもありますね。
さて、前回はエクステリア工事を考えるタイミングと内容とは?についてお話ししました。
今回はエクステリア業者を選ぶ時の注意点についてお話ししたいと思います。
複数社での比較検討をしましょう
皆さんは何かお買い物をする際、購入先を複数選出して比較検討し、ご自身の決断で選んでいらっしゃいますよね。
例えば、電化製品を購入する場合。
大手家電量販店へ足を運び、その中で気になる商品はネットで調べたり、使用感を周囲に訊いてみたり。
「いい物を買った!」と満足できるように様々な情報を得る努力をしませんか?
食料品のように簡単に手に入れられて、失敗しても大きな痛手を受けないようなものではありませんので、購入前により多くの情報を比較検討すると思います。
これは、エクステリア業者の比較検討ももちろん同じです。
家電よりもエクステリア工事は高額な買い物。人生で一度しかないかもしれない買い物。それを「面倒くさい」で終わらせてしまうのはのちの後悔に繋がりかねません。
1社で工事を決めてしまわず、2社3社と比較検討先を見つけてお話を進めましょう。
見積り後の打ち合わせは必ず顔を合わせて行いましょう
2つ目に大切なことは、大変ではありますが必ず各社と顔を合わせ、プラン・見積り内容を直接確認することです。
よく耳にするお話は、プラン・見積りができたらメールで送ってもらい、各社の内容を見て1社に決め、改めてその業者に声をかけ、そこで初めて顔を合わせて打ち合わせをスタートするという進め方です。
中には忙しくて時間が取れないということで業者のほうからメール対応を希望することもあるようですが、初回の提案内容を会ってちゃんと説明したいという業者もたくさんいますので、まずそこを業者選定の基準にしていただくのもいいかもしれません。
特に見積り完成後の打ち合わせは、希望した内容がすべて反映されているのか、こちらの要望に対するプロの見解を訊いてみるなど、検討をスタートするための重要な確認項目がたくさんあります。
提出された見積内容に関しても、素人の知識では正しく理解できない項目もたくさんありますので、細かい項目をひとつひとつじっくりと説明を聞くことものちのトラブルを防ぐことに繋がります。
顔を合わせずご自身で比較検討を行い、1社にしぼって契約を進めたあとでよく聞く問題は…
- 決めた後に詳しく聞いてみたら、希望のものが抜けていた
- 現時点で金額が分からないものに関しては、工事中に追加費用が発生すると言われた
細かいことを言えば他にもたくさんあったりします。
1社にしぼってからでは既にお断りした業者に改めて話を聞くこともしにくくなってしまいますので、見積り完成後の各社との打ち合わせは面倒でも必ず顔を合わせて行いましょう。
まとめ
さきほどもお伝えしましたが、特に新築時のエクステリア工事は決めることが多いため見積りの詳細が細かくてわかりにくいものです。
また、1社にしぼった場合にその業者の話をすべて鵜呑みにして工事を進めてしまうのも、ちょっとキケン。
複数の業者と話をすることで、その施工方法に問題点はないのか、理想とするデザインに利便性が兼ね備わっているのかなど、金額以外の部分も含め比較をすることが出来ます。
そうした話を数社と重ねていくうちに、お客様の中にエクステリア工事に関する知識が自然と蓄積されていくというメリットもあります。
ですので、業者との契約後に余分な費用や時間が発生しないためにも、見積り完成後の打ち合わせに時間と労力をかけて、ご自身で納得のいく選択をしていただきたく思います。
先に述べたようなトラブルが発生し、お困りになられた方の声も多く耳にしますので、弊社のマッチングサービスをご利用いただくお客様にも、必ず初回で顔を合わせた打ち合わせをお願いしております。
【今回のまとめ】
- 複数社での比較検討をしましょう
- 見積り完成後の打ち合わせは顔を合わせて行いましょう
次回は、契約時の注意点についてお話したいと思います。