エクステリア工事計画の注意点~ポスト前編~
こんにちは。1級エクステリアプランナーの井出です。
前回は表札について詳しくお伝えしました。
表札は訪問者が必ず目にする箇所ですので、お住まいのイメージとうまく調和したものを選びたいもの。今回お話しするポストもそれは同じです。
できるだけ存在感を消してすっきり見せるか、ポスト自体もデザインのひとつとしてうまく利用するか。まずはそこから考えてみましょう。
ポストの設置パターンは主に3種類です。
- 埋め込みタイプ
- 独立タイプ
- 壁付けタイプ
それぞれにとてもたくさん種類がありますので、2記事に分けてご紹介していきます。
埋め込みポスト
現地でブロックを使って造作された門柱(造作門柱についてはこちらをご参照ください)に埋め込むタイプです。門柱の前から投函してもらい裏から取り出すので、門柱の前に回り込む必要がない点が特長です。
道路側に出て取り出す必要がないため、クローズ外構をご希望のお客様に選ばれることが多いタイプです。
埋め込みタイプには横型と縦型があり、門柱のデザイン次第で選択が異なります。
横型には収納量が3段階あり、長期不在にされる方なども安心して使えるものもあります。
裏手の取り出し口は南京錠やダイヤル錠の取り付けが可能となっていて、縦型には番号ボタンプッシュ錠のものもあります。
横型
一般的な横型のタイプです。
正面から見える面積が少なく、色味を合わせれば門柱に馴染むため、ポストの存在感をあまり出したくない方におすすめです。
【出典:オンリーワンクラブ】
縦型
横型に比べて投函口の存在感が大きく、縦ラインを強調した門柱デザインに合わせて選ばれることが多い商品です。
また、門柱の面積が小さく、横型の設置が難しい門柱などに埋め込む場合にも縦型が採用されることが多くあります。
【出典:オンリーワンクラブ】
独立ポスト
ポスト自体に専用のスタンドがついていて、自立しているタイプのポストです。
ポストにネームプレートやネームシールを取り付けることで、敷地面積が限られている方は独立ポストのみで最低限の門柱を作り出すことも可能です。
お好きな位置を選んで立てることができるため、外構デザインのアイテムのひとつとして利用することもできます。
【出典:オンリーワンクラブ】
ポスト前編は埋め込みポストと独立ポストをご紹介しました。
特に独立ポストは住宅デザインのいちアイテムとしての役割も担えるので、デザインの種類もかなり豊富です。お庭やアプローチを彩る素敵なものがたくさんありますので、ぜひ楽しみながら選んでみてください。
後編では壁付けタイプをたくさんご紹介していきます。