エクステリア工事計画の注意点~ポスト後編~
こんにちは。1級エクステリアプランナーの井出です。
2020年もたくさんのエクステリア工事のお悩みのお役に立てるよう、このブログを充実させていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。
さて、前回はポスト前編として、埋め込みタイプと独立タイプについて詳しくお伝えしました。
ポスト自体をエクステリアデザインのひとつとして取り入れてしまうのか、できるだけ存在感を消してすっきりさせるか。まずはそのどちらを選ばれるかでポストのデザインはある程度決まってきます。
後編でご紹介していくのは、門柱に直接ポスト本体を取り付ける「壁付けタイプ」です。
門柱には表札やインターホンが集まっているため、訪問者は必ず目にする箇所であり、「お住まいの顔」となります。そこに壁付けタイプのポストを取り付けると更に個性や存在感が出ますので、オリジナル性の高い門柱に仕上がっていきます。
壁付けポストにはかなりたくさんのデザインやカラーがありますので、おおまかな種類をご紹介していきます。
【壁付けポスト】色・形・素材いろいろ
お住まいの個性を左右する非常に重要なアイテムとなる、ポスト。
様々なお住まいの個性に合うよう、多岐にわたる種類が販売されています。
メーカーごとにデザインも全く異なり、通販サイトなども含めると数え切れないほどの種類があります。
門柱のデザインや他のエクステリアアイテムとの相性を見ながら、お好きなタイプを楽しみながら選んでみてください。
機能面にも優れた壁付けポスト
ダイヤルロックで防犯対策
埋め込みポストは門柱の内側から郵便物を取り出すことができますが、壁付けポストは前から入れて前から出すため、防犯面が気になるという方も多くいらっしゃいます。
近年は住所と名前を悪用する犯罪も増えていますので、郵便物の盗難にはぜひご注意願いたいと思います。
こちらはダイヤルロックがついているポスト。
上部の蓋から投函し、取り出すときはダイヤルを回して前面から取り出すタイプになります。
新聞受け付きポスト
新聞を定期購読されている方には、こんなタイプのポストも。
前面に新聞入れが付いているタイプです。
新聞をポストに入れるとかさばってしまい、他の郵便物が新聞で押し込まれたり、あとから郵便物が入らなくなってしまうため、新聞専用のスペースを確保してある商品になります。
取り付け場所も自由に
「壁付け」といっても、設置する場所は門柱だけに限りません。
こちらは、お住まいの外壁に直接設置するパターン。例えば雨の日に門柱まで出ていかずとも、郵便物を濡れずに持って入ることができます。
また、玄関からすぐに手を伸ばせば届く距離なので、ご近所の目を気にせず部屋着や寝間着のままパッと取りたい方が選ぶことが多いようです。
門柱や外壁などの平面のみでなく、最近は角材に設置するパターンもよく見かけます。
門柱にポストを設置するスペースが確保できない場合や、大きな門柱で圧迫感を出したくない方にはこの方法もアリです。
角材はこのようにポストを設置する場所にもなりますし、並べて設置すると簡単な目隠しにもなりますので非常に便利な建材です。
全2回にわたってポストをご紹介してきました。
色・素材・デザイン・設置方法など、ポストはエクステリア商材の中でも特に選択肢が非常に多いので、悩まれる方が多いと思います。
私がエクステリア業者の営業だった時代、お住まいの顔の一部として存在感があるものをよくお客様へおすすめしてきました。
お住まいは一生に一度の大きな買い物ですから、せっかくなら「我が家」という個性が出るようなお好きなデザインを一緒に探してみたいという気持ちからです。
「これだ!」という物に出合えるまで時間はかかるかもしれませんが、エクステリア業者からの提案だけでなくネットでも多くの商品が出回っているので、じっくり探してみてくださいね。
次回は、門灯についてお話ししていきたいと思います。