カーポートがもたらすアプローチの在り方愛知県瀬戸市
- ナチュラル
コンセプト
建物横のスペースが広く、駐車場の配置で悩むところですが、オープン外構のため駐車場を手前に持っていき、後ろのお庭を広くとっています。
今後土のお庭をどうするか、芝生を貼ったり物置を置いたり、また将来的には駐車場の拡張など自由度が高いスペースとなっております。
カーポートを配置することで、オープン外構の解放感が気にならない存在となっていて、またカーポートの屋根を高くすることで圧迫感も感じさせないものとなっています。
なによりもシルバー系の色のフレーム、屋根材はすりガラス調の明るいものを選んでいるので、建物との調和もとれています。
【2枚目】
カーポートがあることで、アプローチの導線をあえて限定した配置となっています。
アプローチは曲線にすることで表情が増し、門袖とカーポートの柱の位置関係が、アプローチへの入り口を思わせる役割も兼ねています。
仕上げもレンガ調のコンクリート製品を門袖手前に使用し、門袖より後ろの曲線部分は、曲線が表現しやすいピンコロの縁取りと砂利を固めたリンクストーン、ポイントで植栽のタマリュウを使用しています。
また濃い目の色を使うことで縁取りのグレー色が映え、ラインを強調したアプローチとなっています。
門袖は木調の角材を用いることで白壁だけののっぺりとしたものにならないようにし、アクセントでモザイクタイルを入れ、白色を引き立てるナチュラルな門袖となっています。
ポストは口金タイプの前入れ後ろ取り出しとなっていて、正面にまわらず後ろから郵便物を取り出せる点もポイントです。
角材の前にシンボルツリーを配置させることも、スペースを有効に活用し、殺風景にならないような役割にもなります。