高所地ならではの庭空間愛媛県松山市
- シンプルモダン
コンセプト
高所地に家を建てられている場合、道路に面した敷地を駐車場とし、階段を利用して宅地に上がるという配置になることが一般的です。
その場合問題なのが、駐車場の上部空間が利用できず土地の有効利用ができていないというケースです。
今回は駐車場にバルコニーガレージを設置し、駐車場上部をお庭として利用した計画になります。
そうすることで駐車場スペースが駐車場としてしか利用できなかったところを、お庭の空間として利用することが可能となります。
人が乗って利用する場所となるため、鉄骨やアルミ製品の構造が保証できるものであり、一般的なカーポートやガレージに比べると高額なものとなります。
しかし長い目でライフスタイルを考えられた場合、新築時に設置をされることが後付けで施工されるよりもコストを抑えられることが考えられます。
高所地ということから安全対策が必要となりますが、今回道路に面した部分は透過性・採光性に優れたパネルを利用し圧迫感を解消し、またルーバータイプとなり通風も確保できたものとなっています。
お隣に面した部分はプライバシー確保も考え、目隠しとなる化粧ブロックを積み上げ、アクセントでガラスブロックを取り入れたデザインとなっています。
機能面を重視することで単調にならないよう、変化をつけた計画となります。
また宅地までの長い階段は雨の日など滑らないように屋根を設け、濡れずに玄関に向かうこともできます。
手すりも安全面を考慮し、格子が入ったものを使用することで安心してご利用できます。