コストを意識した駐車場・アプローチ愛媛県

コンセプト

道路から玄関までが直線でつながる配置となっているため、導線は単調になりやすくなります。
ここでは駐車スペースを確保しつつ、残りのアプローチスペースにゆとりがあるため、アプローチは曲線を取り入れ変化を感じさせるデザインとなっています。
駐車場が一般的なコンクリートとなるため、アプローチ部分を際立たせるためにもスタンプコンクリートで表面を波打たせるような表情を作り、黒の色を取り入れることでよりメリハリを感じさせるものとなっています。
門袖は玄関とアプローチの設置個所を限定させるためにもブロックで幅を持たせた作りとなっていて、奥のプライベート空間を隠す役割も兼ねています。
また仕上げは建物外壁に合わせた黒とベージュを基調とし、道路に面したコンクリートレンガのインターロッキングも含め、アプローチも含めた色合いの統一もポイントです。

【二枚目】

駐車場は2台が停められる計画となっていて、屋根はセッパンカーポートが設置されています。
アプローチ付近も含め、駐車場のタイヤが乗らない部分と人が歩かない部分はコンクリートをやめ、砕石敷きにすることでコストダウンにもつながります。
駐車場のみで約2万～3万のコストダウンが見込まれ、その差額で木を1本植えることも可能です。
お隣との境界沿いはブロックやフェンスがないので、何もないと開放的になりすぎてしまいますが、目隠しを兼ねたウッドパネルを配置することで境界線を明確にする役割も兼ねています。
駐車場の計画も門袖やアプローチ同様に色合いの統一感が感じられます。