緑に囲まれた非日常的な和風庭園山口県

コンセプト

緑あふれる広いお庭を活かした和風庭園です。
一般住宅でもここまで広いと雑草の手入れが大変なこともあり、全体的に砂利を敷いて極力土の部分をなくしています。 和風庭園のお庭でよく使われる資材として瓦があり、土の中に立てて埋めていき、側面を見せる施工があります。
瓦の湾曲した形状が表情を作り、何気ない飾りとしてだけでなく、花壇スペースの見切り材としても使われます。
また和風庭園には欠かせない水場として水鉢を配置し、造作された壁に円形の穴を開け、そこから石の延棒を利用して水が流れる仕組みはこのお庭の一番の見せ場となります。 水鉢の中には水草を這わせ、さりげなく置かれた玉石、塀の袖となる石積みの壁も、広いお庭に空間を作る役割をしています。
砂利のお庭だけでは歩き難さも多少あり、動線となる部分には御影の平板と乱形の鉄平石と洗い出しコンクリートを組合せ、動線をずらしながら玄関へのアプローチを作り上げています。
角の多いアプローチでも各素材の並べ方ひとつで個性的であり印象的なスペースとなります。