参考にしたい庭がありますということですが、同じウッドデッキを作りたい、同じ人工芝を使いたい、こんな感じの庭園作って欲しいなど、いろいろご希望もあると思います。
例えば同じウッドデッキを作りたい、人工芝を使いたいというのは同じ商品を使いたいというお話なので、これは問題なくできますね。
具体的にどこのメーカーの商品か分かれば、商品名を教えていただくことで工事会社も同じ商品で提案することができます。
全く同じデザインは難しい場合も
しかし、参考にしたいお庭があって、同じようなデザインで作りたいというお話になると、難しい場合もあります。
インターネットを見て気になったお庭があった、車で走っていて見つけたお家のお庭が素敵だった、また、他の工事会社から見積もりと図面をもらって、その図面を元に作ってもらいたいなど、参考にしたいお庭の発見は様々あるかと思います。
他の工事会社の提案図面を参考にしたい場合
ここで注意しないとけないポイントは、他の工事会社の提案図面を参考にしてほしいというご相談の場合です。
他社の提案図面を相談工事会社に渡してお願いすることは、情報を伝えやすい手段ではあり、イメージを共有するには最善の方法かもしれません。
提案工事会社で工事をしてもらうことが内容もしっかり把握できているので安心ではありますが、金額が予算を超えてしまってるため、別のお値打ちな工事会社にこの内容でお願いできないかなと考えられる方も多くいらっしゃいます。
しかし、外構図面というのはその工事会社のオリジナル作品でもあるため、他社がそのまま作るというのはモラルという観点からもあまりよろしくはないところがあります。
他社の図面での施工は一切お断りしておりますという工事会社も多く、逆の立場であっても自社の提案を他社にて使わないでくださいとお願いしているところもあります。
こういうお庭にしたいなという他社のデザインがあった際は、お客様で参考にしつつ、相談工事会社へも一度デザイン提案してもらえますかとお願いすることで、よりいいものに出会えます。
また、その工事会社の得意とする提案を知るということでも、相談工事会社へのデザイン提案をおすすめします。
自社の設計図での施工が安心
実際施工になった場合も、自社の提案図が設計図となるため、図面の見落としによる施工と図面の間違いが起きにくくなるということもあります。
他社図面となるとどうしても図面だけでは伝わりにくい設計者の意図した計画部分があるため、仕上がりに違いが生じるというトラブルも少なからずあります。
商品名が分からない場合は工事会社へ問い合わせ
なるほど。例えば、参考にしたいものが雑誌だと商品の名前も載ってると思いますが、どこかで見かけた写真やチラシとなると、その商品が何かというのは分からないままの場合があります。その場合は調べてもらうこともできますか?
そうですね。商品名が分からないからちょっと難しいかなと思わず一度工事会社へ問い合わせてみましょう。
メーカーによって商品の特徴もあるので、資料や写真を見てどこのメーカーの商品かだいたい分かります。
中には数年前の商品ということで廃盤もしくは生産中止になってしまい使えない場合もありますが、その際は同等品での提案を受けることで、理想の商品に出会えるかもしれません。
計画段階に不明な点は残さず確認
まずは気になるものがあれば相談をしてみることですね。気になるデザインがあったら参考にしつつ、他の工事会社さんのデザインも見て決めたいと思います。
外構工事も決して安い買い物ではないので、細部にわたってどんな仕上がりになるのか確認し完成のイメージが膨らんだ上で
工事の依頼をしてください。
後悔しないためにも計画段階に不明な点は残さず確認を行うことが、理想のお庭づくりのポイントになります。